中嶋農園のぶどう栽培

美味しいぶどうと野菜を作るためにやっている事を公開しています。

ハウスの苗木

ハウスではブラックビート(黒色の早生)とシャインマスカット(緑色)を中心に育てる予定です。


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4月9日 仮植えも含め、計17本植えました。

本当は3月中に植えるのがいいんですが、遅くなってしまいました。


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潅水施設がまだないのでジョウロで水遣り、

黒マルチで保水しています。


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一本だけリザマート植えてみました。

4月15日、無事育っています。


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4月28日


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5月6日


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5月19日  

リザマート一回目の摘芯をしました。

その横から、去年作ったズッキーニの種が落ちていたようで、勝手に生えてきました。ラッキーです。


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ブラックビートももう直ぐ摘芯です。


今年の春は風が強く、露地では何本も新梢が折れて無茶苦茶になってしまいましたが、ハウスの中は平穏無事です。ハウスの可能性を感じます。


ちなみに4月に2回、5月に1回ジョウロで水やりしただけで、なんとかもっています。




ぶどうで太陽熱処理

痩せてガチガチに硬い場所で太陽熱処理を試みたいと思います。


4月5日

雨が十分降った翌日に、EM活性液を希釈(約200倍)してたものに少量の糖蜜を混ぜ、約3aに600L散布しました。

これは発酵促進の為です。

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焼き塩を希釈すると雑草が消えるらしいのですが、EMを培養した時に塩を入れているし、草はあっても構わないので今回は入れずにおきました。


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幅6mの農ポリを伸ばして


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端を石で固定しました。折り返して幅4m、長さ40mです。


果樹は根があるので普通、太陽熱処理は出来ないのですが、まだ定植一年の苗木なので直径1m位しか根は広がってないはずです。ビニールはぶどうの根本は避けています。


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こんな風になりました。結露してビニールの中に手を入れると温かったです。


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今日は風が強く、ビニールが煽られてしまいました。ライ麦がビニールを持ち上げているのも気になります。一瞬ビニールを外して、草刈をしようかな。と考えていましたが、、


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14日、水を入れたペットボトルを置いてみました。


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芽もふくらんできました。春ですね。


土がどう変化するのでしょうか。今後の経過を観察していきます。






ライ麦その後


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3月16日の様子


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4月12日 今は膝上まで成長しました。


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スギナが一面に生えてきた場所もあります。これでも荒地から一段階、進化したようです。


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14日、キノコの大群も。


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このキノコは食べれると人に言われたことがありますが、怖いので食べません。


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ところで、上の写真は3月中旬ごろの様子で、石捨て場所に種が落ちて生えたライ麦です。深さ50、60cm石ばかり入っています。去年ユンボで掘った場所で、石の下の土は肥えているわけでもないのに周りより成長しています。これが意味することは非常に興味深いです。



ビニールハウス

ぶどうの棚を作っている間、業者さんによってハウスの建設が行われていました。

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地中の石が邪魔して、パイプを刺すのには苦労している様子。

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間口7.2m×50mのハウス2棟完成!


ハウスで何作るん?と周りから尋ねられます。ぶどう。と答えると、ぶどうをハウスで作るって事に馴染みがないのか大体リアクションが薄いです。


しかし、一部でハウス栽培をする事はぶどうで栽培面積を増やす場合に必要になってきます。それは露地栽培より早く取れるということで一時期に集中する作業(ジベ処理や、摘粒)が分散されるからです。


今は早く整地して苗木を植え付けないと、、春になって慌ただしくなってきました。


棚作り基本骨格完成

ぶどうの親方Kさんとそこの研修生O君のお陰で、棚作りがついに終わりました。


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要領が解ってくると、作業が捗りどんどんスピードアップしていき、

結果、当初の予定よりだいぶ早く終えることが出来ました。

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微妙な傾きを修正するなど、あとは1人で出来る作業を残すのみです。被覆取り付け線の付け方も教わりました。 


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ハウス予定地整地

暖かいです。先日の続きです。


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ハウス側面からの排水をスムーズにするため、畑の端の法面を崩してもらいました。


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大量の石を埋めます。石拾いは身体に堪えます。


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そんな中、ハウス部材も運ばれてきました。

いよいよですね。


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ぶどう棚作り

苗木が大きくなったので、ぶどうの棚作りを始めます。

http://nakashimato.hatenablog.com/entry/2015/04/29/000000_1

の続きです。

今回も色んな方々に協力していただきました。


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単管パイプ6mを大量に購入。

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部品を畑に運び入れて


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クランプとジョイントで繋ぎ合わせていきます。

1日でやく2割くらい出来ました。






ハウス予定地土木工事

ぶどうの親方に助けてもらいビニールハウス予定地の両脇に明渠を掘ってもらいました。


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溝掘り、めちゃくちゃ正確で速いです。

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妻面側の端にも堀を作ってもらいました。さらに崩れて減っていた法面も直してもらいました。


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20〜50cmの溝が50mあります。山間部なので石が結構出てきました。

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いつかは自分もユンボを手に入れたいです。

苗木の剪定

2月は剪定の時期です。苗木の主幹にならない枝は切っていきます。

ここで去年購入した苗木で剪定された部分に問題が発生していました。


去年の苗木購入時に処理されている剪定の切り口で、髄の部分が腐っており、穴が開いている状態でした。株元には虫が入り被害が出やすいので、常日頃チェックはしていたのですが、去年の剪定キズが悪くなっているとは油断していました。


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何本かこんな感じに。

アリが棲みついている穴もありました。


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穴の周りを削って、水が溜まらないようにして、


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墨汁と木工ボンドを混ぜて塗りました。

早く肉が巻いて治癒してくれることを期待します。


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クィーンニーナの苗木

本来はこんな感じで切り口は塞がってます。

 

苗木の生育には問題ないと思いますが残念ですね。






2月に里芋収穫

今更ながら、里芋を掘りました。

里芋の冬の保存方法は畑に穴掘って埋めるので、また今年は暖冬だし収穫遅くて大丈夫だろうとほったらかしにしていましたが、、、。

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茎から上は溶けてなくなってましたが、

芋は傷んでいません。大丈夫そうです(^-^)

マルチのお陰かも?

 

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焼いて食べるのが好みです。

 

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菌床しいたけ準備

本業はぶどう栽培ですが、なにぶん収穫まで年月を要します。という事で収入源の一つとして菌床しいたけをやろうとしてます。

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施設は家の倉庫を、棚や道具は使われなくなった貰い物を修理して再利用してます。とにかく初期投資を出来るだけ抑えるつもりです。

秋から少しずつ準備してました。


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菌床しいたけは木材チップを固めてブロックに形成したものにキノコ菌を添加します。


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自分で作るわけには行きませんので農協で購入してます。竹野に工場があるのですが引き取りに行くのが大変です。

冬野菜

今年も木材チップでつくりました。

http://nakashimato.hatenablog.com/entry/2015/10/01/013638の畑です。

ぶどうに倣って、野菜ももちろん無肥料、無農薬です。

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植え付けが遅かったのため、生育はゆっくりでやっと葉が巻いてきました。植え付け後は地温上昇のため、不織布を被せたせいもありますが、、虫による食害は少なかったです。


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しかし特にキャベツの成長が遅いのは何故だろう…

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左側がカブ、右側が大根。所々生えていない場所は発芽はしたのですが、枯れてしまいました。チップの投入量が多すぎて、土まで根が届かなかった様でした。


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大根とかぶは特に満足いく出来栄え。

肌と葉が美しい。

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無肥料で育てた場合、大根の葉は左右対称になると言われています。


かぶは他の野菜より、土の腐敗成分を取り込みやすく、土が悪い時はトコトン不味くなる性質があります。大根は冬の寒さにあたれば糖度があがり結構食べられるので、かぶ栽培の方が難易度は上。


冬野菜は楽でイイですね〜。









痩せ地のまま

圃場内でも特に痩せていて、更に明渠堀りで地下80cmの土を盛り上げてしまった場所があります。


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夏のソルゴー栽培、その後木材チップ、ボカシをしっかり混ぜ込んだのですが、、痩せすぎ?のためライ麦の先端が枯れてきました。

周りにはスギナさえ生えてきません。


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肥えている(微生物による養分供給力が高い)

場所は同時期に播種したのですが、下の写真の様にライ麦に勢いがあります。


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比べてみるとこんな感じになってます。


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地下深くにある土は微生物の種類も量も乏しく、また植物と共生する力もないと聞いた事があります。

地道な土壌改良をしていくしかないようですね。


キノコ繁殖

何日か雨が降って、ライ麦は順調に生育中です。

そんな中、圃場には色んな種類のキノコが生えてきました。

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土壌改良が進んでいるようです。昔に比べ種類も量も多いです。


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キノコが繁殖している近くのぶどうはよく成長してます。反対に成長が悪い場所にはキノコは見当たりませんでした。


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謎のキノコ。カサがありません。


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圃場一面にキノコが生えたらいいな。


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ちなみに上の写真は野菜畑のキノコ。ぶどう圃場の比でないほどキノコ繁殖してました。








ライ麦

久々の雨が降りました。最近秋晴れが続きすぎて、かえって不安でした。極端に晴れが続くと、その反動で大雨や大雪になるの恐れがあるので、今回の2日間の雨でほっとしました。

ともあれ、雨のおかげで播種していたライ麦が一気に発芽しました。

1反あたり6、7㎏種を蒔いています。

 

 

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緑の絨毯です。 

 

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ライ麦は低温伸長性が高く、雪にもへこたれることなく冬の間に20〜30センチほど成長します。そして夏には丈が2.5 mにもなり穂をつけます。

なので、春から4、5回ほど成長途中のライ麦を刈る作業があります。果樹園では緑肥としてよく利用するのですが、有機物供給だけでなく、ライ麦の根による排水効果も非常に高いと言われています。よい土に変わっていくことを期待しています。