中嶋農園のぶどう栽培

美味しいぶどうと野菜を作るためにやっている事を公開しています。

にんじん発芽

にんじんを作ります。

ぶどうに引き続きにんじんも無農薬、無施肥です。

ハーモニーシリーズの4色にんじんと向陽2号、Drカロテン5の3種類を8月下旬からズラしながら播種しました。


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発芽に約1週間かかりますが、

一日に2.3回水やりをしました。


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太陽熱処理のおかげで雑草がほとんど生えてきません。また、水やりをこまめにしたので、まずまずの発芽率でした。


美味しいにんじんが出来るかなー。








ピオーネ、ブラックビートも収穫

無事に農薬(殺菌・殺虫・除草)を使わず

収穫できています。


ただ、一房400gで粒も小ぶりです。

でも、去年植えた苗木から収穫出来たのだから

充分です。

 

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8月24日 ブラックビート

 

 

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9月6日 ピオーネ

 

 

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若木なので実が安定せず、裂果が多くありました。しかし、カビが生えておらず萎れて干しぶどうの様に、、、

さらによく見てみると、傷口には白い菌糸。これって発酵しているのかな?

 

 

シャインマスカット

露地ではハウスに比べ土作りがまだまだです。


そんな露地でも木は成長してしていますが、

樹勢が強いシャインマスカットは今年3年目になり、実をたくさん付けてくれました。


ここでも、もちろん無農薬ですが、ある場所のシャインマスカットが、アレ?ちょっとおかしい?と思う事象が出てきました。



まず、うどん粉病

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全滅とかではないですが、何粒かうどん粉病に感染してしまいました。


そして、木の状態ですが、予想以上に勢いがありすぎ、葉の緑色が濃いすぎるということです。




これらの意味するところは、肥料で成長してしまった。という事です。


原因は明渠に入れたそば殻 です。

正確に言えば、そば殻に残っていたそばの実のカスです。

それが肥料成分として働き根に吸収されてしまったと思われます。




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( 玉張りがよいので見栄えはいい…)


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( 葉が大きく濃い緑…。下に見えるのは明渠に入れたそば殻)


無農薬での栽培を可能にするには、肥料をやらないことです。


対策を考えないといけません。


ハウスのぶどう

今のところハウスでは順調に成長しています。

去年植えた苗木は、今年2年目で多くの実をつけました。しかし、全体的に実は小ぶりです。


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まだ2年目なので養分は木を作る方に使われ、やはり期待したほど、ぶどうの粒は大きくなりませんが…


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木の成長に勢いがあるので

中には玉張りがよく大粒になったものもあります。


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1番大粒になったピオーネです。


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リザマートは少し色が付いてきました。



農薬を使わずに、いい調子で成長しているようです。無事に収穫出来ますように!



ハウス2年目

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水のやり過ぎに注意して

小川から水を少し引っ張ってきています。


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露地より先に収穫出来そうです。

二回目のジベ処理直前です。


農薬を使っていませんが、種無しにするためジベレリン(植物ホルモン)だけは使用してます。



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シャインマスカットを育てるハウスにも、去年同様に太陽熱処理をしていきます。


露地での太陽熱処理 その後

約2ヶ月間、ビニールをかけていましたが、剥がすことにしました。

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ビニールに穴が開いていて

水が流れ込んでいた場所もありました。

少し草が残っていますが、、

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ガチガチだった土は格段に改善しました。



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30、40cm は力を入れずスルスルと棒がはいります。

去年は、スギナも生えず、

まいたライ麦もほとんど育たなかった場所です。


何年か後に、この場所までぶどうの根が到達すれば成育が良くなるはず。と考えています。


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太陽熱処理とは関係ないですが、最近圃場で粘菌らしきものがよく見られます。


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写真の翌日に行くと様子が変わっていました。胞子を出すのでしょうか。

ビニールハウスで太陽熱処理

苗木を植えた場所を避けて

ビニールハウスでも太陽熱処理をしました。


草刈りをして、

糖蜜とEM活性液を少量混ぜた水を3〜4t散布して、透明ポリを被せました。

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5月6日

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5月7日


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5月20日


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5月27日


ビニールの中は高温で、水滴が熱湯のようです。

白い菌糸の塊もみられました。

土はふかふかで、サクサクです。

苗木の成長は概ね好調。


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6月27日

端は雨が入ってくるので草がスゴイ。

大きくなり過ぎたブラックビートの脇芽が2本、根元から折れてしまいました。主枝候補だったのに残念。誘引を怠るとダメですね。


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透明マルチに切り込みを入れて、遊びでトマトを植えてみました。

市販の接木した苗で、定植時に2回程水をやっただけで元気に育っています。


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ブラックビートってこんなに葉っぱが大きくなるもんでしょうか。露地のやつと比べて特別デカいです。

無肥料で育った場合、葉はコンパクトで、色は薄くなるらしいです。光合成の効率が高まるため、植物は無駄な所に養分をまわさないからだと。


この場所は過去に豚糞と木材チップ、籾殻を大量に入れて、その後10年くらい何も入れずに、去年木材チップ、今年少量のボカシを入れただけです。

地下深くに肥料成分が残っていたのか、去年苗木屋さんで使われた肥料成分が効いているのか、、。

よくわかりませんが、病気もなく元気に育っているのでいいと思っています。

ハウスの苗木

ハウスではブラックビート(黒色の早生)とシャインマスカット(緑色)を中心に育てる予定です。


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4月9日 仮植えも含め、計17本植えました。

本当は3月中に植えるのがいいんですが、遅くなってしまいました。


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潅水施設がまだないのでジョウロで水遣り、

黒マルチで保水しています。


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一本だけリザマート植えてみました。

4月15日、無事育っています。


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4月28日


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5月6日


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5月19日  

リザマート一回目の摘芯をしました。

その横から、去年作ったズッキーニの種が落ちていたようで、勝手に生えてきました。ラッキーです。


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ブラックビートももう直ぐ摘芯です。


今年の春は風が強く、露地では何本も新梢が折れて無茶苦茶になってしまいましたが、ハウスの中は平穏無事です。ハウスの可能性を感じます。


ちなみに4月に2回、5月に1回ジョウロで水やりしただけで、なんとかもっています。




ぶどうで太陽熱処理

痩せてガチガチに硬い場所で太陽熱処理を試みたいと思います。


4月5日

雨が十分降った翌日に、EM活性液を希釈(約200倍)してたものに少量の糖蜜を混ぜ、約3aに600L散布しました。

これは発酵促進の為です。

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焼き塩を希釈すると雑草が消えるらしいのですが、EMを培養した時に塩を入れているし、草はあっても構わないので今回は入れずにおきました。


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幅6mの農ポリを伸ばして


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端を石で固定しました。折り返して幅4m、長さ40mです。


果樹は根があるので普通、太陽熱処理は出来ないのですが、まだ定植一年の苗木なので直径1m位しか根は広がってないはずです。ビニールはぶどうの根本は避けています。


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こんな風になりました。結露してビニールの中に手を入れると温かったです。


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今日は風が強く、ビニールが煽られてしまいました。ライ麦がビニールを持ち上げているのも気になります。一瞬ビニールを外して、草刈をしようかな。と考えていましたが、、


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14日、水を入れたペットボトルを置いてみました。


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芽もふくらんできました。春ですね。


土がどう変化するのでしょうか。今後の経過を観察していきます。






ライ麦その後


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3月16日の様子


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4月12日 今は膝上まで成長しました。


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スギナが一面に生えてきた場所もあります。これでも荒地から一段階、進化したようです。


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14日、キノコの大群も。


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このキノコは食べれると人に言われたことがありますが、怖いので食べません。


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ところで、上の写真は3月中旬ごろの様子で、石捨て場所に種が落ちて生えたライ麦です。深さ50、60cm石ばかり入っています。去年ユンボで掘った場所で、石の下の土は肥えているわけでもないのに周りより成長しています。これが意味することは非常に興味深いです。



ビニールハウス

ぶどうの棚を作っている間、業者さんによってハウスの建設が行われていました。

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地中の石が邪魔して、パイプを刺すのには苦労している様子。

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間口7.2m×50mのハウス2棟完成!


ハウスで何作るん?と周りから尋ねられます。ぶどう。と答えると、ぶどうをハウスで作るって事に馴染みがないのか大体リアクションが薄いです。


しかし、一部でハウス栽培をする事はぶどうで栽培面積を増やす場合に必要になってきます。それは露地栽培より早く取れるということで一時期に集中する作業(ジベ処理や、摘粒)が分散されるからです。


今は早く整地して苗木を植え付けないと、、春になって慌ただしくなってきました。


棚作り基本骨格完成

ぶどうの親方Kさんとそこの研修生O君のお陰で、棚作りがついに終わりました。


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要領が解ってくると、作業が捗りどんどんスピードアップしていき、

結果、当初の予定よりだいぶ早く終えることが出来ました。

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微妙な傾きを修正するなど、あとは1人で出来る作業を残すのみです。被覆取り付け線の付け方も教わりました。 


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ハウス予定地整地

暖かいです。先日の続きです。


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ハウス側面からの排水をスムーズにするため、畑の端の法面を崩してもらいました。


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大量の石を埋めます。石拾いは身体に堪えます。


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そんな中、ハウス部材も運ばれてきました。

いよいよですね。


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